コラム
2023年05月16日

VRの映像技術がビジネスに取り入れられ活躍中!VRについて解説

最近「VR」と呼ばれる映像技術が話題になっています。VRは「Virtual Reality」の略で、日本では「仮想現実」と呼ばれています。実際には、VRが具体的にどのような技術なのか理解されている方は多くないはずです。VRはさまざまな角度から、映像を360°見渡せ、普通の映像よりも多くの情報が得られ、ビジネス面での利用が急増中です。今回はVRについてやさしく解説します。

 

1.そもそもVR映像とは?

「VR」は「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略です。日本語では「仮想現実」と呼ばれています。具体的には専用のゴーグルを使用し、映し出される映像を360°の方角から見ることができます。映像内の空間に入り込み、現実の世界にいるような感覚が得られる最新映像技術です。

映像の中に入り込むことで自由に仮想現実の中を動き回れ、ものを動かすことも可能で、リアル感満載の疑似体験ができるようになっています。

 

1-1.ビジネスシーンでの利用が増えている

VR技術が急速に進歩するなかで、ビジネスにVR映像を活用するケースが増えています。VRヘッドセットを装着し、仮想空間の中に入り込むことで、手軽に疑似体験ができることで、新たなビジネスチャンスが生まれています。

 

2.VR映像が使われる現場

たいへん利用価値が高いVRだけに、さまざまなビジネスシーンで利用されています。まずVR映像で思いつくのがエンターテインメントです。

しかし、最近はゲーム関連だけでなく、ビジネスで使われることが増えています。医療現場では遠隔地で手術や治療を支援する医療事業が可能になり、一度に多数の医療関係者が貴重な体験を味わえる、きわめて有意義なツールです。VRはゲームや動画のコンテンツから、さまざまな産業分野で活用が始まっています。

 

2-1.医療

VR映像は医療分野でたいへん役立っています。名医による実際の手術を、VRで世界中の医師にシェアするこが可能になりました。VR映像に参加した医師の医療技術向上が図られています。また、重要な手術を行う前にはVR映像を使用して、手術のシミュレーションを行うことも可能で、難易度の高い手術の成功率が一段とアップする可能性も高くなります。

 

2-2.不動産業界

不動産業界もVR映像を有意義に利用しています。お目当ての物件への入居希望者が、VRゴーグルを装着し、現場に出向かなくても「VR内見サービス」で、実際に部屋の様子や窓からの眺望などが確認できます。また、遠隔地の別荘などの物件を内見したい場合には、現地まで足を運ぶ手間が省け、物件の内覧や周囲の景色も楽しめるのです。足を運ぶための交通費や時間の節約になります。

 

2-3.観光業界

日本政府観光局もYouTubeでVR映像を使用し、外国人向け動画を配信するほど有意義に利用されています。海外にも知られている日本の観光名所をVR映像で見ることができます。VR映像で仮想空間化した観光地に入り込み、街歩きすることで、自宅にいながら旅行気分が楽しめるのです。また、高齢になり出かけることが難しい方や、体のご不自由な方が、国内旅行だけでなく海外旅行も疑似体験できます。健常な方はVR映像で観光地を疑似体験し、実際に観光地に出かけるきっかけとなります。

VR映像での観光は、時間は自由で、天候にも左右されることなく、いつでもどこでも旅行気分を味わうことが可能です。

 

2-4.スポーツ

スポーツのVR映像は競技が360°見渡せるので、一般的な中継よりもいっそうダイナミックな臨場感が体感できます。さらに、特定の選手や監督の視点で観戦できるバージョンもあり、自宅でスタジアム観戦がさまざまな場所から楽しめます。

 

2-5.エンターテインメント

VR映像の本家といえるのがエンターテインメントです。音楽鑑賞や観劇が、劇場のスペシャルシートに座ったような臨場感あふれる体験ができます。また、VR映像の中の演者にカメラをセットすることで、エンターテイナーになったような気分も味わえます。

アクションゲームのVR画像であれば、自らアクションして対戦や競争が疑似体験可能です。VRで迫力満点のアトラクションが楽しめるのです。

 

3.VR映像の未来

VR映像はゲームで圧倒的な人気があります。しかし、ゲームなどのエンターテインメントだけでなく、VR映像はビジネス業界でも大きな将来性が見込めるでしょう。ビジネスにおいてVR映像を活用するメリットは際限なく広がっています。

何よりVR映像を活用するメリットは、時間と場所を選ばずに利用できる点です。装置さえあればいつどこでもリアルな空間が体験できます。自分の部屋から地球だけでなく、近い将来、宇宙まで疑似体験できるようになります。このように、VR映像は使い方次第で、効率良くさまざまな場面で、さまざまな疑似体験が利用できるのです。

 

4.まとめ

今回は、いろいろな業界が注目しているVR映像について紹介しました。VRは映像で一瞬現実と錯覚するような体験を作り出せるため、エンターテインメントだけでなく、医療に観光や不動産などいろいろな分野で活用されている技術です。今後さらなる発展が見込めるでしょう。

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